Dell EMC Server Administrator Storage Management 9.3

RAID レベル 5(分散パリティを用いたストライピング)

RAID 5 は、データのストライピングをパリティ情報と組み合わせて使用することでデータの冗長性を実現します。物理ディスクをパリティ専用に割り当てるのではなく、パリティ情報がディスクグループ内のすべての物理ディスクにストライピングされます。

分散パリティを用いたディスクのストライピング

RAID 5 の特徴

  • n 個のディスクを(n-1)のディスクの容量を持つ 1 つの大容量仮想ディスクとしてグループ化します。
  • 冗長情報(パリティ)はすべてのディスクに交互に保存されます。
  • ディスクに障害が発生した場合でも仮想ディスクは機能し続けますが、劣化状態での動作となります。データは障害の発生していないディスクから再構築されます。
  • 読み込みパフォーマンスが向上しますが、書き込みパフォーマンスは低下します。
  • 冗長性でデータを保護します。